鉄筋カッターが鉄筋を切れない時の原因は?

鉄筋カッターが急に切れなくなったけど

原因が何なのか知りたい

簡単なことなら自分で直したい

と困っていませんか?

実は簡単に鉄筋カッターが直る場合があります。

その理由は実際に何度も鉄筋カッターを直した経験があるからです。

この記事では、鉄筋カッターが切れない原因と

簡単に修理できるかを確認する方法を紹介します。

この記事を読み終えると、今後は鉄筋カッターを自分で

直すことが出来るか判断できるようになっています。

ナカタニ機工

こんなお悩みを解決できる記事を書きました。
この記事を書いている私は、30年以上
鉄筋に関わる道具の修理と販売をしてきました。
年間100台以上の鉄筋カッター修理実績があります。

1.鉄筋カッターが切れない理由①:オイル不足

 切れなくなった原因として1番多いのが、オイル不足による

 鉄筋カッターのパワーダウンです。

 手元にオイルがあれば、シリンダー側面の注入口よりオイルを

 注入することで、また鉄筋を切ることができます。

側面のボルトを外す
口元(ネジ山の上部)まで入っているか確認

●確認方法
 注入口よりオイルが口元まで入っているか確認

●対処方法
 オイルの注入

 オイルの種類と入れ方のコツについてはこちらをチェック

 ▼知っておきたい油圧鉄筋カッターのオイルの種類と入れ方

2.鉄筋カッターが切れない理由②:替刃の摩耗

 鉄筋を切ると替刃は摩耗して行きます。

 摩耗が大きくなると替刃が凹んで

 鉄筋に十分な力が掛からなくなるため切れ味が悪くなります。

 こちらも替刃をかえることで、

 鉄筋を切ることができるようになります。

新品の替刃
摩耗して凹んだ替刃

●確認方法
 替刃の摩耗具合を確認

●対処方法
 大きく凹んでいた場合、替刃の切断面を変更する
 または新品の替刃に交換する

 替刃交換と種類についてはこちらをチェック

 ▼鉄筋カッター替刃の交換時期と種類

3.鉄筋カッターが切れない理由③:部品の破損 3パターン(修理が必要)

3-1 ポンプパッキンの破損

 シリンダー内部にあるポンプパッキンが劣化し破損すると、

 十分なオイルがピストンに送られなくなります。

 ピストンにオイルが送られないと

 十分な油圧がかからなくなりパワーが伝わらないため、

 鉄筋カッターが切れなくなります。

ハウジング内部にポンプパッキン
ポンプパッキン(3箇所)
新品のポンプパッキン
劣化したポンプパッキン

●確認方法
 まずはオイルを注入した後、ピストンが動くかを確認
 ピストンが動いていても、鉄筋が切れないかを確認


●対処方法
 内部のポンプパッキンを新品に交換する

※部品入手や、鉄筋カッターの分解が難しいため
 修理屋さんまたはメーカーでの修理をおすすめします

3-2 シールパッキン類の破損によるオイル漏れ

 オイルが不足することで鉄筋カッターが切れなくなると前述しましたが、

 内部シールパッキン類の破損によりオイルが外に漏れ出ている場合があります。

 漏れが少なければオイルを注入することで、

 一時的に鉄筋を切ることが可能です。

 しかし漏れが大きくなるとピストンに十分なパワーが伝わらないため、

 すぐに鉄筋カッターが切れなくなります。

 確認方法としては十分なオイルをシリンダーに注入した後、

 しばらく時間をおきます。

 時間をおいた後、鉄筋カッターの外観にオイルがにじみ出て来た場合、

 シールパッキン類が破損していると考えられます。

 ※にじみ出る場所については下記シール箇所を参照してください

シール箇所
①ハウジングの内側にパッキン
①パッキンとピストン間で
シール
②ハウジングとシリンダー間に
パッキン
           
②新品のパッキン
 
②劣化したパッキン
 
③シリンダーとポンプケース
間にパッキン     
③新品のパッキン
 
③劣化したパッキン
 
④ポンプケースの後側に
オイルシール    
④新品のオイルシール
 
④劣化したオイルシール
 

●確認方法
 オイルを注入して、外観にオイルがにじみ出て来るかを確認

●対処方法
 内部パッキンを新品に交換する

※部品入手や、鉄筋カッターの分解が難しいため、
 修理屋さんまたはメーカーでの修理をおすすめします

3-3 ピストンの変形による干渉

 オイルを注入してもピストンが動かない、または戻らない場合

 ピストンの変形が考えられます。

 ピストンに異常な力が掛かると、ピストンが変形して反ってしまい

 ハウジングと干渉して動かなくなってしまいます。

ハウジングと干渉して
動かない        
ハウジングと干渉して
戻らない        
黄色実線のように反りが出る
※写真は反り無し部品    

 

●確認方法
 オイルを注入して、ピストンが動くかを確認

●対処方法
 ピストンを新品に交換する

※部品入手や、鉄筋カッターの分解が難しい為
 修理屋さんまたはメーカーでの修理をおすすめします

 替刃の交換の交換時期と種類はこちらをチェック

 ▼鉄筋カッターの修理の方法は?

4.まとめ:鉄筋カッター切れないときはまずオイルをチェック!!

 鉄筋カッターが切れない場合はまずはオイルチェックを!!

 鉄筋カッターが切れない場合、オイルチェックをすることで

 だいたいの原因を判断できます。

 内部部品の交換が必要な場合は修理に持って行く前に、

 下記の確認チャートを見て自分で直すことができるか見てみましょう!

 ※下記の画像はクリックすると拡大できます。

 オイルの入れかたや廃棄方法について詳しく知りたい方はこちらをチェック!

 鉄筋カッターの替刃交換や種類について詳しく知りたい方はこちらをチェック!

 『モーターが動かない』『ピストンが戻らない』『修理に出したい』

 といった修理内容について詳しく知りたい方はこちらをチェック!

 新品や中古の鉄筋カッターの購入を検討している方は

 下記にも目を通してみてください。

この記事を書いた人
ナカタニ機工は鉄筋事業者様向けの
機械/道具の修理屋さん、及び販売店。
年間100台以上の鉄筋カッター、ベンダーの
豊富な修理実績があります。
30年以上修理に携わってきた経験・ノウハウがあるからこそ、
的確な修理をご提供いたします。
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