鉄筋カッターは中古でも大丈夫?
鉄筋カッターを買いたいけれど
「できるだけ安く買いたい!」
「中古は買っても大丈夫?」
「中古を買える場所や値段を知りたい」
「買うときに注意することはある?」
と困っていませんか?
そんな人のために中古の鉄筋カッターを
購入する方法や気をつけたいポイントについてまとめてみました。
この記事を読むことで、中古の鉄筋カッターを
購入するメリットやデメリット、
購入するときに注意することを
判断できるようになっています。
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
年間100台以上の鉄筋カッターを修理しています。
目次
1.中古の鉄筋カッターを購入するメリットとデメリット
中古の鉄筋カッターを購入する最大のメリットは
新品に対して安く購入できることです。
新品を購入する場合、機種にもよりますが
コードレスタイプ:18万円以上
コード付タイプ :13万円以上と高額なため
中古品を購入することで費用をおさえることができます。
●中古のメリット
・高額な新品に対して安く購入できる
反対に中古の鉄筋カッターを購入するデメリットは
次のようなことが考えられます。
中古品の状態によっては、鉄筋を切断できなかったり
すぐに壊れてしまう可能性がある。
なにか問題があってもメーカー保証がないため
交換や無償での修理をすることができない。
替刃などの消耗品を交換したり、壊れたものを修理する。
バッテリーやバッテリー充電器、ケースなどの付属品が
ついてこないなど、新品よりもかえって割高になることもある。
最新の鉄筋カッターは中古では、なかなか出回らないため
自分が欲しいと思ったタイミングでの購入が難しい。
基本的に型落ち品を選ぶことになる。
●中古のデメリット
・壊れていたりなど、しっかり作動するかわからない
・すぐに動かなくなる可能性がある
・メーカー保証がついてこない
・消耗品の交換や、壊れていて修理すると新品よりも割高になることがある
・付属品がついてこない場合がある
・欲しいタイミングで機種が選べない
・見た目にキズや割れがあることがある
2.中古の鉄筋カッターはどうやって選ぶ?
2-1 どこで中古の鉄筋カッターを購入することができる
中古の鉄筋カッターを購入する主な方法は
ネットオークション、またはリサイクルショップの
2通りになります。
中古の鉄筋カッターを探す場合、1番おすすめのなのが
「ヤフオク」や「メルカリ」といったネットオークションです。
インターネット環境があれば全国の中古品を
手軽に探すことができます。
次にリサイクルショップですが、
工具専門のリサイクルショップであれば
鉄筋カッターを取扱っていることがあります。
※お店によってはオンラインショップも運営されています。
店舗に出向く必要はありますが
商品の状態を確認できる
店舗によっては作動保証をしてくれる
といったサービスを受けることができます。
●ネットオークション
・簡単に出品状況を確認できる
・在庫が多く探しやすい
・価格が安い掘出しものがある可能性あり
●リサイクルショップ
・実際に商品の状態を確認できる
・店舗によっては作動保証をしてくれる
2-2 中古の鉄筋カッター相場価格はいくらが妥当
中古品の価格は未使用品や展示品などの状態、
機種によっても値段がかわってきます。
キズや汚れなどの外観を気にしない、
古い型落ち品でも鉄筋を切断できればいいなどの
条件次第では安く購入することができます。
●中古の鉄筋カッターの相場価格
比較的状態が良く、作動するもの
コードレスタイプ : 7万~8万円
コード付タイプ : 3万~4万円
※2023年10月時点での確認
2-3 中古の鉄筋カッターを購入するときに注意すべきポイント
●作動確認済みの商品を選ぶ
特にオークションで販売している中古品は、
ジャンク品など正常に作動しない可能性があります。
まずは作動確認済みの商品なのか確認しましょう。
また気になる商品に記載がのっていない場合は、
出品者に問いあわせをしてみてください。
●比較的新しい機種を選ぶ
サポート終了品や生産終了品の場合、
部品が無く、消耗品の交換や
修理ができない可能性があります。
メーカーのホームページで
現行品として販売されている
比較的新しい機種を選ぶことが重要です。
●付属品がついているか確認する
①:バッテリー & バッテリー充電器があるか
コードレス鉄筋カッターの場合、
バッテリーやバッテリー充電器が無く
本体のみで販売していることがあります。
コードレス鉄筋カッターは
バッテリーと充電器がないと使えません。
持っていない場合は、セットになっているか確認しましょう。
また2台目の購入でバッテリーや充電器を
あらかじめ持っていても、互換性が無いと使えません。
鉄筋カッター本体 & バッテリー & 充電器の
互換性に注意してください。
②:ケースがあるか
持ち運びをする場合は、ケースがついていると便利です。
必要に応じて確認しましょう。
③:作動オイル、説明書があるか
作動オイルはホームセンターで購入可能です。
またIKK製の鉄筋カッターであればメーカーホームページより
説明書を見ることができます。
最悪ついていなくても問題ありませんが、
必要に応じて確認しましょう。
作動オイルの購入についてはこちらをチェック
●消耗品が残っているものを選ぶ
①:替刃がついているか、凹んでいないか
鉄筋を切断する箇所の替刃は消耗部品です。
替刃がついていなかったり、
へたれて切断面が凹んでいると
鉄筋を切断できないため
追加で購入する必要があります。
替刃の価格は9,000~14,000円程と高額です。
写真などで判断できる場合は、替刃が使える状態かを確認しましょう。
替刃の消耗についてはこちらをチェック
②:カーボンブラシが残っているか
コードレスタイプでも古い機種や、
コード付タイプの鉄筋カッターの場合
消耗品としてカ-ボンブラシを使用します。
ただし外観からは状態を確認できないため、
作動確認済みの商品を選ぶようにしましょう。
カーボンブラシの消耗についてはこちらをチェック
●電源ケーブルが裂けていないか確認する
コード付タイプの鉄筋カッターは、
電源ケーブルの被覆が裂けていると
感電や漏電、発火といった危険があります。
電源ケーブルの状態がいいものを選びましょう。
●購入するときに注意すべきポイント
・作動確認済みの商品を選ぶ
・比較的新しい機種を選ぶ
・付属品がついているか確認する
バッテリー & バッテリー充電器があるか
ケースがあるか
作動オイル、説明書があるか
・消耗品が残っているものを選ぶ
替刃がついているか、凹んでいないか
カーボンブラシが残っているか
・電源ケーブルが裂けていないか確認する
3.中古の鉄筋カッターを購入すべき人とそうでない人
中古の鉄筋カッター購入がおすすめな人は
使用頻度が少ない方や、すでに互換性のある
バッテリーや充電器を持っている人です。
反対に中古を購入しない方がいい人は
使用頻度が多く、長時間使用する人。
互換性のあるバッテリーや充電器一式を
まだ持っていないかたも、あまりおすすめしません。
なぜなら使用頻度多かったり
長時間使用するかたほど
鉄筋カッターが切れない、動かなくなるといった
故障がおこりやすくなるからです。
そういった目的のかたは
保証がつく新品の購入がおすすめです。
また長時間の使用を考えている場合、
中古でバッテリーが弱っていると
バッテリー切れしやすくなります。
バッテリーを2個以上買っておくなど
対策が必要です。
●中古の購入がおすすめな人
・購入費用をできるだけおさえたい
・中古品のデメリットを理解している
・使用頻度が少ない
・互換性のあるバッテリーや充電器をすでにもっている
●中古を購入しない方がいい人
・使用頻度が多く壊れた場合、メーカー保証が必要
・互換性のあるバッテリーや充電器の一式をもっていない
4.まとめ:中古鉄筋カッターはデメリットを踏まえて購入しよう
中古の鉄筋カッターを購入する前に
鉄筋カッターの使用頻度とデメリットを確認!
この2点を確認したあと、注意すべきポイントを押さえることで
中古の鉄筋カッターを上手に購入しましょう。
新品の鉄筋カッターの購入を検討しているかたや、
『鉄筋カッターの調子が悪い』『修理に出したい』
といった修理の詳しい内容が知りたいかたは、
下記にも目を通してみてください。
- この記事を書いた人
- ナカタニ機工は鉄筋事業者様向けの
機械/道具の修理屋さん、及び販売店。
年間100台以上の鉄筋カッター、ベンダーの
豊富な修理実績があります。
30年以上修理に携わってきた経験・ノウハウがあるからこそ、
的確な修理をご提供いたします。