鉄筋切断機が切断できない原因は?東陽建設工機 TFC-S-Hの修理事例

「鉄筋切断機が急に切断できなくなった」「どこが悪いのか分からない」と困っていませんか?

切断できない原因はいくつか考えられますが、部品の劣化が原因になっていることもあります。

ナカタニ機工は、30年以上鉄筋に関わる道具の修理と販売をしてきました。今回は、東陽建設工機製の鉄筋切断機「TFC-S-H」で起きた「切断できない」不具合の修理事例をご紹介します。

1.TFC-S-Hの症状:切断動作ができない

今回ご相談いただいたのは、東陽建設工機製の鉄筋自動切断機「TFC-S-H」です。

TFC-S-Hは、材料の送り込みから切断後の落としまでを自動で行う鉄筋自動切断機です。一度に切断できる本数は、SD390/490の鉄筋でD10なら10本、D32なら1本まで。本体にはエアコンプレッサ(0.75kW)が搭載されていて、エアーで動く部品も使われています。

※参考:東陽建設工機 TFC-S-H 製品ページ

症状は、切断動作ができないというものでした。

搭載されているコンプレッサーのモーターは動いており、元栓も開いていて、エアーは供給されている状態でした。エアーが来ているのに切断できないため、機械側に原因があると考えて点検しました。

2.原因:引手シリンダーの劣化によるエアー漏れ

点検したところ、引手シリンダーが劣化して、エアー漏れを起こしていることが分かりました。

※シリンダー:空気の力でピストンを押し引きして、機械の部品を動かす装置です。

エアーが漏れていると、シリンダーが本来の力で動けなくなります。その結果、切断動作ができない状態になっていました。

エアー漏れは、「シュー」という漏れる音で気づきました。細かな漏れ箇所は、手を当てて空気の流れを感じながら確認しています。

3.対応内容:引手シリンダーを交換

劣化していた引手シリンダーを、純正部品(引手シリンダ CVM5L25-25DCZ790AZ)に交換しました。

交換後に動作を確認し、問題なく切断できるようになりました。

※部品の型番は、銘板の機種名とあわせて確認すると手配がスムーズです。

4.切断できないときのチェックポイント

「切断できない」症状が出たときは、次の点を確認してみましょう。

●確認方法

  • エアーがきちんと供給されているか(コンプレッサーの圧力など)
  • 動かしたときに「シュー」というエアー漏れの音がしないか
  • 音で場所がわからない細かな漏れは、怪しい場所に手を当てて空気の流れがないか
  • エアーホースや継手に、外れや傷がないか

●対処方法

  • ホースや継手が外れている場合は、つなぎ直すことで直る場合があります
  • シリンダーなど部品の劣化が原因の場合は、部品交換が必要です。無理に使い続けず、修理屋さんまたはメーカーにご相談ください

※点検のときは、動いている部分に手を入れないように注意しましょう。

5.まとめ:切断できないときは、まずエアー漏れをチェック!!

今回のTFC-S-Hは、引手シリンダーの劣化によるエアー漏れが原因で、切断動作ができなくなっていました。シリンダーを交換したことで、正常に切断できるようになりました。

鉄筋切断機が切断できないときは、まずエアー漏れがないかチェックしましょう!!

部品の交換が必要な場合や、原因が分からない場合は、お気軽にナカタニ機工へご相談ください。年間100台以上の修理実績をもとに対応いたします。

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