鉄筋カッターが鉄筋を噛んだまま切れない原因は?IKK DC-16LZの修理事例

「鉄筋カッターの刃が鉄筋を噛んだまま止まってしまう」「モーターはうなっているのに、鉄筋が切れない」と困っていませんか?
この症状は、鉄筋カッターでよくある不具合のひとつです。
ナカタニ機工では年間100台以上の鉄筋カッターを修理しており、同じような症状の機械も数多く見てきました。
今回は、IKK(DIAMOND)製 鉄筋カッター DC-16LZで実際にあった修理事例をもとに、症状・原因・対応内容をご紹介します。
この記事でわかること
- 鉄筋カッターが鉄筋を噛んだまま切れなくなる原因
- 今回の修理内容
- ご自身の機械で同じ症状が出たときのチェックポイント
1. DC-16LZの症状
今回ご相談いただいたのは、IKK(DIAMOND)製の鉄筋カッター DC-16LZです。
DC-16LZは、SD345鉄筋のD16(4〜16mm)まで切断できる、単相100V・質量7.0kgの鉄筋カッターです。
スリムなヘッドで軽く、鉄筋を噛み込んだときに油圧を抜けるリリースバルブや、飛散防止ガードを備えています。
症状は、刃が鉄筋を噛んだ状態で止まり、モーターがうなるだけで切れないというものでした。

なお、今回の機械は銘板が汚れていて型式が読めない状態でした。

※銘板が読めなくても、製品の形状からどの機種かを判断できますので、ご安心ください。
2. 原因:油圧ポンプ内のパッキンの破れ
分解して確認したところ、油圧ポンプ内のパッキンが破れていました。
パッキンが破れると、油圧がピストン(刃が付いている軸)にしっかりかかりません。
そのため切断する力が足りなくなり、刃が鉄筋を噛んだところで止まってしまっていました。
モーターがうなっていたのは、モーター自体は回ろうとしているのに、その力が切断に伝わっていなかったためです。
3. 対応内容
油圧ポンプ内のウレタンパッキンを交換しました。
あわせて、そのほかのパッキン類、カーボンブラシ、ベアリング、替刃といった消耗部品も交換しています。
※油圧ポンプは、分解するとバネの力でウレタンパッキンなどの部品が飛び散ってしまう構造です。
修理には専用の治具が必要になるため、ご自身で分解するのはおすすめできません。
4. 同じ症状が出たときのチェックポイント
●確認方法
- 刃が鉄筋を噛んだまま止まっていないか
- モーターは回っている(うなっている)のに、刃が進まない状態になっていないか
- オイルの量が足りているか(オイルの確認方法は関連記事をご覧ください)
●対処方法
- 鉄筋を噛み込んで止まったときは、無理にスイッチを入れ続けないようにしましょう
- DC-16LZはリリースバルブ付きなので、油圧を抜いて刃を戻すことができます(操作方法は取扱説明書をご確認ください)
- 油圧ポンプ内部の不具合が疑われる場合は、分解せずに修理業者へご相談ください
5. まとめ:切れないのにモーターがうなるときは、早めの修理相談を!!
鉄筋を噛んだまま切れない症状は、油圧ポンプ内のパッキンの破れが原因のことがあります。
油圧ポンプの修理には専用の治具が必要になるため、修理業者に任せるのが安心です。
「モーターはうなるのに切れない」と感じたら、無理に使い続けずご相談を!!
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機械の不具合でお困りの際は、公式サイトのお問い合わせや公式LINE(こちら、銘板や不具合箇所の写真を送ってご相談いただけます)からお気軽にご連絡ください。
銘板が読めない機械でも、全体の写真があれば機種を判断できます。


