【鉄筋スペーサー完全ガイド】種類・選び方から買い方までご紹介!

「鉄筋スペーサーって種類が多くて、どれを選べばいいの?」

「現場で急に必要になったけど、どこで買える?価格はどれくらい?」

そんなお悩み、この記事でまるっと解決します!

鉄筋スペーサーは、建物の基礎となる鉄筋コンクリート工事において、鉄筋を正しい位置に配置し、適切な「かぶり厚」を確保するために不可欠なアイテムですよね。
しかし、その種類は多岐にわたり、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、鉄筋スペーサーの種類ごとの特徴から、失敗しない選び方のポイント、さらには気になる価格とかぶり厚の関係まで、鉄筋加工のプロであるナカタニ機工が徹底解説します!
この記事を読めば、あなたの現場に最適な鉄筋スペーサーがきっと見つかりますよ。

鉄筋スペーサーとは?役割と重要性をサクッと解説

まず「かぶり厚って何?」という方のために、簡単にご説明しますね。

鉄筋コンクリートは、圧縮に強いコンクリートと引張りに強い鉄筋を組み合わせることで、高い強度と耐久性を実現しています。
この鉄筋がサビてしまうと、建物の強度が著しく低下し、寿命も縮んでしまいます。

そこで重要になるのが「かぶり厚」です。
かぶり厚とは、鉄筋の表面からコンクリートの表面までの最短距離のこと。
このかぶり厚を適切に確保することで、鉄筋をコンクリートでしっかりと覆い、サビの原因となる水分や空気から守ることができるんです。

もし、このスペーサーを使わずに鉄筋を配置してしまうと…

  • かぶり厚が不足し、鉄筋がサビやすくなる
  • 建物の耐久性が低下し、ひび割れや剥離の原因になる
  • 最悪の場合、建物の安全性が損なわれる

といった、重大な施工不良に繋がる可能性があります。

「たかがスペーサー」と侮ってはいけません!
建物の品質と安全を守るために、鉄筋スペーサーは非常に重要な役割を担っているんですね。

ドーナツだけじゃない!鉄筋スペーサーの種類と特徴

「スペーサーといえばドーナツ型でしょ?」と思われる方も多いかもしれませんが、実は様々な種類があるんです。
代表的なものをいくつかご紹介しましょう。

  • ドーナツスペーサー: 主に壁や柱など、垂直な鉄筋のかぶり厚を確保するのに使われます。文字通りドーナツのような形をしています。
  • サイコロ(ブロック)スペーサー: 主にスラブ(床)や基礎など、水平な鉄筋の高さを調整し、かぶり厚を確保するために使われます。サイコロのような立方体や直方体の形状をしています。
  • パテントスペーサー: スラブや梁の高さ調整に使われ、特に断熱材が敷設されたスラブ(断熱材スラブ)にも対応できるタイプがあります。金属製の足やプレートが付いているのが特徴です。

このように、使用する場所や目的によって適したスペーサーの種類が異なります。

【重要】失敗しない!鉄筋スペーサーの選び方4つのポイント

では、実際に鉄筋スペーサーを選ぶ際には、どのような点に注意すれば良いのでしょうか?
失敗しないための4つの重要なポイントを解説します!

ポイント①:まずはコレ!「かぶり厚」を確認しよう

これが最も重要なポイントです!
建物の種類や部位によって、確保すべきかぶり厚は建築基準法やJASS 5(建築工事標準仕様書)などで定められています。
まずは、現場の仕様書や図面をしっかりと確認し、指定されたかぶり厚を把握しましょう。

ポイント②:使う鉄筋の種類と太さ(鉄筋径)は?

鉄筋には様々な太さ(呼び径)があります。
例えば、D10(直径約10mm)、D13(直径約13mm)、D16(直径約16mm)といった具合です。
使用する鉄筋の径に適合したスペーサーを選ばないと、しっかりと固定できなかったり、かぶり厚が正確に確保できなかったりする可能性があります。

ポイント③:どこに使う?施工箇所で形状を選ぶ

先ほどご紹介したように、スペーサーには様々な形状があります。

  • 壁・柱: ドーナツスペーサーが一般的です。
  • 床スラブ・基礎: サイコロ(ブロック)スペーサーやパテントスペーサーが適しています。

施工する場所に合わせて、最適な形状のスペーサーを選びましょう。

ポイント④:材質は何?プラスチック製とコンクリート製の違い

スペーサーの材質も重要な選択基準の一つです。
主にプラスチック製とコンクリート製(モルタル製)があります。

  • プラスチック製スペーサー
    • メリット:軽量で扱いやすく、比較的安価です。色でサイズを識別しやすいものもあります。
    • デメリット:コンクリート製に比べて熱に弱い場合があります。打設後のコンクリートとの熱膨張率の違いから、微細なひび割れの原因になる可能性も指摘されています。
  • コンクリート製(モルタル製)スペーサー
    • メリット:強度が高く、コンクリートとの一体性に優れています。熱膨張率もコンクリートと近いため、ひび割れのリスクが低いとされています。
    • デメリット:プラスチック製に比べて重く、価格も高めになる傾向があります。

それぞれのメリット・デメリットを理解し、現場の状況や求められる品質に応じて選択することが大切ですね。

【価格・在庫・配送】鉄筋スペーサー購入ガイド

「よし、スペーサーの選び方は分かった!でも、どこで買えるの?値段は?」
そんな疑問にお答えします!

どこで買える?主な購入場所とメリット・デメリット

鉄筋スペーサーは、主に以下の場所で購入できます。

  • 専門商社・金物店:
    • メリット:専門知識が豊富で、現場の状況に合わせた的確なアドバイスが期待できます。大量購入にも対応しやすいです。
    • デメリット:店舗数が限られていたり、少量購入だと割高になる場合があります。
  • ホームセンター:
    • メリット:DIYなどで少量から手軽に購入できます。
    • デメリット:専門的な種類やサイズが揃っていない場合があります。大量購入には不向きなことも。
  • オンラインショップ:
    • メリット:種類が豊富で、価格比較が容易です。自宅や現場への直送も可能で、迅速な配送に対応しているショップもあります。
    • デメリット:実物を確認できないため、サイズや形状を間違えないよう注意が必要です。

私たちナカタニ機工オンラインショップでは、各種鉄筋スペーサーを豊富に取り揃え、迅速な発送を心がけております!
プロの方向けの大量注文から、DIYでの少量購入まで、幅広く対応可能ですので、ぜひ一度ご覧ください。

>>ナカタニ機工オンラインショップで鉄筋スペーサーを探す

お急ぎの方へ!在庫確認と配送スピードのポイント

「現場で急にスペーサーが足りなくなった!」なんてこともありますよね。
そんな時は、在庫状況配送スピードが重要になります。

ナカタニ機工では、豊富な在庫と迅速な配送体制でお客様の「困った!」をサポートします。
お急ぎの場合も、まずはお気軽にご相談ください!

もっと詳しく知りたい!ドーナツスペーサー徹底解説はこちら

この記事では鉄筋スペーサー全般について解説してきましたが、特に「ドーナツスペーサーについてもっと詳しく知りたい!」という方のために、専用の記事もご用意しています。
ドーナツスペーサーの種類やサイズ、ピッチ(配置間隔)の基準など、より詳細な情報を掲載していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

▼鉄筋用ドーナツスペーサー完全ガイド!種類・サイズ・選び方を徹底解説
>>ドーナツスペーサーの詳細はこちら

まとめ:最適な鉄筋スペーサー選びで、建物の品質と安全を守ろう!

今回は、鉄筋スペーサーの種類や選び方、価格について解説しました。

鉄筋スペーサーを選ぶ上での最重要ポイントは、「かぶり厚」の確認です!
これを間違えると、建物の耐久性や安全性に大きな影響を与えかねません。

そして、

  • 使用する鉄筋の種類と太さ(鉄筋径)
  • 施工箇所(壁、床、基礎など)
  • スペーサーの材質

これらの要素を総合的に考慮して、あなたの現場に最適なスペーサーを選びましょう。

もし、スペーサー選びに迷ったら、私たちナカタニ機工にご相談ください!
長年の経験と専門知識を活かして、お客様の状況に合わせた最適なスペーサー選びをサポートさせていただきます。


いかがでしたでしょうか?
この記事が、あなたの鉄筋スペーサー選びの一助となれば幸いです。

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